ホルモンは、カラダの色々な働きを調整する重要な物質。
骨や筋肉の成長、エネルギーの代謝、血圧、食欲や食物の消化なども生命活動はホルモンの影響を受けています。例えば糖尿病では「インスリン」、興奮した時に「アドレナリン」など、聞いたことある用語もホルモンの一種です。ホルモンは多くの場合は身体で製造されるためビタミンのように手軽に補充が難しくなっておりますが、医薬品でも補充できるホルモンも存在します。
現在、100種類以上のホルモンが発見されていますが、血液中のホルモンは本当に少量であり、少しのホルモンバランスの崩れが多く健康に影響を与えます。
その中も最も身近に感じるのは、それぞれ性別に関するホルモン(男性ホルモン、女性ホルモン)ではないでしょうか。
男性ホルモンについて
男性ホルモンは、まずはジヒドロテストステロン(DHT)、テストステロンを押さえてください。
・ジヒドロテストステロン(DHT)は、AGA(男性型脱毛症)の原因とされています。
・テストステロンは、「男性らしさ」を構成するために重要なホルモン。
*男性ホルモンは、アンドロゲン(androgen)とも呼ばれるステロイド・ホルモンで、その中にはテストステロンのほか、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオン(androstenedione)、エピアンドロステロンなどがあります。
女性ホルモンについて
ホルモンの中で女性の卵巣でつくられているのが「女性ホルモン」です。女性ホルモンは「エストロゲン〈卵胞(らんぽう)ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体(おうたい)ホルモン〉」の2種類があります。役割としてはそれぞれ以下のようになっています。
・エストロゲンは「妊娠の準備」、「女性らしいカラダづくり」
・プロゲステロンは「妊娠の維持」といった役割をもっています。
*約28日間の周期で訪れる月経も、女性ホルモンの作用によってコントロールされています。
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