2021年12月-梅毒の感染数が過去最多 国立感染研、全国的に増加

性病

性感染症の梅毒というと近年あまり聞かなくなった性行為などでうつる病気ですが、実は近年増加の傾向であり、日常診療の場でもコンスタントに発生し続けています。
国立感染症研究所は12月14日、今年の梅毒の感染者報告数が7134人になったと発表した。
1月から12月5日までの人数で、現在の集計が始まって以来、過去最多となり、全国的に増加しているようです。
特に東京や大阪、その周辺地域からの報告が多かった。

梅毒の感染率が上昇している

梅毒については

梅毒の感染は以下のような状態で完成する。
・コンドームがかぶっていない部分から感染することがある
・感染しても無症状の人もいる
・性器に腫瘤や硬結、皮膚に発疹などの症状がでても、ある程度時間がたつと自然に消失し、体内には潜伏し続ける ・2週間から1か月抗菌薬を内服する必要がある
以上の理由から感染をコントロールしにくい現状があります。

症状がない方でも、不特定多数との性行為がある方や、コンドームを使用しない性行為がある方は、一度検査をされることをお勧めいたします。

梅毒はどのような症状

梅毒はどのような症状

第1期:感染後3週間(10日~3か月)
感染を起こした部位に“しこりや潰瘍”ができます。男性の場合ペニスに、女性の場合は陰唇、膣に出来ます。
肛門付近にあられる事もあります。これらの“しこりや潰瘍”は複数発生する事は少なく、通常は1個の潰瘍になります。
痛みは基本的にありませんので、特に女性は気づきにくいのも特徴です。

これらは1ヶ月ほどで自然に見えなくなってきますが、これは免疫力が向上したことにより、梅毒の菌が皮膚の見える所から、大変に移動したにすぎません。身体の中で菌が増え続ている状態です。(潜伏期)

第2期:そのまま、放置をしておくと梅毒の菌は体内に広がり、身体のあらゆる場所に現れます。 ゆみも痛みもありません。 他に、 陰部にいぼ(扁平コンジローマ)が出来たり、口の粘膜に炎症(梅毒性粘膜疹)が起きたり、脱毛が出ることもあります。これらの病変は、治療しなくても数週間以内に軽快します(潜伏期)。一方、菌は体内でさらに組織を腐らせていきます。

このまま、放置を続けると、皮膚、筋肉、骨その他さまざまな臓器の組織を破壊します。
鼻の骨は破壊されやすいので、昔より“梅毒になると鼻が落ちる”と言ったものです。
そして、最後は、心臓・血管、脳・神経などあらゆる臓器が腐り、場合によっては死亡することがあります。

梅毒は、薬、注射で完治できる感染症

梅毒の治療方法は薬と注射薬の2種類があります。
梅毒は飲み薬ですと2~4週間と時間がかかります。そして、1回の注射薬で治療が出来るのですが、最近まで国内での注射の梅毒(ペニシリン)薬が使用できませんでした。
ですが、近年、梅毒患者が増加している事もあり、梅毒(ペニシリン)薬を日本国内でも承認を得た医薬メーカーが増えてきているようです。
ぺニシンの注射は激しいアレルギーを起こし、ショック死となるケースが過去に多発していたため、国内での使用は禁止されていました。
お薬ですので副作用があるのは仕方ありませんが、梅毒治療で死んでしまうのはリスクが高すぎますね。
まだ、病院によっては梅毒(ペニシリン)注射を置いてないところも多いと思いますがリスクを認識して薬で治療をするか注射とする選択が必要ですね。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがありますので注意が必要です。

治療中でも無症状で進行する事もあるのが梅毒ですので治療は確実に検査を元に完了としましょう。
また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。
梅毒の患者報告数の推移 (2009年~2021年第47週まで)(感染症・予防接種ナビ) 報告数は2010年以降、徐々に増え、これまでの最多は18年の7007人だった。19年、20年はやや減少したが今年は再び増えた。新型コロナウイルス流行でマスク装着などの対策が強化され、インフルエンザなど他の感染症が減少傾向にある中、高水準となっている。  東京が2226人と最も多く、大阪761人、愛知379人。

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健康クラブ-KENKO

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