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カマグラ50mgってどうやって使うの?

カマグラ50mgってどうやって使うの?

まず最初に、カマグラ50mgって何ですか?

 

「カマグラ」はひとことで言うと、「男性に対する勃起不全を治療する薬」です。
勃起不全(ED*)を治療するので、「ED治療薬」とも言われます。
PDE5阻害薬というクラスに分けられています。
 
現在のところは、子供に対して安全かつ有効かはわかっていません。
 
ちょっと奥が深いのですが・・・簡単に言うと、有効成分のシルデナフィルが、勃起不全を促す原因酵素(PDE5)を抑制するので、勃起ができるようになる、というなります。興奮剤などとは違いますので注意してください。服用後にきちんと性的刺激を受けた場合に、有効成分が手助けし勃起可能になる、もしくは勃起維持が可能になるということなんです。
人間の身体ってとてもセンシティブなものですから、すこしでもそのお手伝いをしようというのが「カマグラ50mg」なんです。
<カマグラの有効成分シルデナフィルの分子構造>

*Erectile Dysfunction(勃起不全)の頭文字
 
 

カマグラ50mgの考えられる副作用は何でしょうか?

 
まず重大な副作用として以下のようなものが考えられます。
 
胸痛
顎や肩まで広がる痛み
吐き気
発汗
視野の変化
視野異常
●4時間以上の勃起継続、または痛み
息切れ
痰、つばなどを伴う咳
耳鳴り
突然の失聴
動悸
手足の膨張
痙攣発作
意識朦朧
 
以上のような症状が起きた場合は、すみやかに病院、医者などに相談し、適切な治療を受けてください。
 
通常、一般的に考えられる副作用は下記になります。
 
のぼせ
頭痛
めまい
視野異常
目のかすみ
色覚変化
睡眠障害
鼻詰まり、鼻水
鼻血
筋肉の痛み
背中の痛み
胃のむかつき
 
これらの症状が感じられた場合も、医者に相談などをして適切な処置を受けるようにしましょう。
 
 

投薬量とその管理について
 

カマグラ50mgってどうやって使うの?

 
通常の場合は、必要に応じて性行為の約1時間前に50mgを服用することをお勧めします。性行為の30分から4時間前までに服用することも可能です。服用頻度は1日に1回が良しとされています。
 
効果や許容量に応じて、服用量は25mgから100mgに変更できますが、日本では、日本人の体格などを考慮し、有効成分であるシルデナフィルの1日使用上限が50mgと定められています。
 
 

食事との使用

 
カマグラ50mgの服用は、一般的に空腹時が良いとされています。健康成人16名にシルデナフィル50mgを食後または空腹時に経口投与したところ、シルデナフィルの最高血漿中濃度到達時間(Tmax)は食後投与のほうが吸収速度が減少しました。こうした研究結果から食後に服用すると、その効果の可能性が弱まると言われています。できれば、空腹時に服用するのが良いでしょう。
砂に水をかけているところを思い浮かべてください。サラサラの砂には、水が素早く浸透していきますよね。それと同じく、空腹時のほうが成分や効果が取り入れやすいようです。食事前に服用されると、ゆっくりと美味しい食事を堪能したころに、ちょうど効果が発揮できます。
 
ただし、グレープフルーツまたはグレープフルーツジュースとの服用、飲み合わせはしないでください。グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸という成分が代謝酵素であるCYP3A4の働きを阻害してしまうからです。そのため、薬の効果が強く出過ぎてしまい、副作用も強くでてしまうこともあり得ます。また、その他柑橘系の飲み物も、カマグラ50mgを服用する時には、やめるようにしてください。
 
特定状況での投薬量調整
 
腎機能障害患者、肝機能障害患者の方は、その服用に十分留意してください。
腎機能障害(腎機能低下)はEDの原因になると考えられ、腎機能障害のため透析を受けている方の半数以上がEDを発症しているとも言われています。
個人差、病状などによって、その用量や頻度が変わりますので、必ず医師と相談してから服用を検討してください。
 
また、高齢者の方でも服用されている方がいますが、あくまでも個人差があります。使用前に医者に相談されることをお勧めします。持病、服用している薬などがある方は、それも含めて相談してください。
 
 

薬物相互作用のための投薬量調整

 

リトナビル

必要以上に薬の成分を体内に吸収してしまうため、効果及び副作用が強力に出てしまう可能性があります。そのため、リトナビルとの併用はやめましょう。
 

CYP3A4阻害薬

ケトコナゾール、イトラコナゾール、サキナビルなど、強いCYP3A4抑制剤またエリスロマイシンで治療をされている患者の方は、服用開始量を25mgなど少なくするよう考慮してもよいでしょう。薬の効果が強くでてしまうのは、確かです。なるべく併用はさけましょう。
 
剤形と種類
 
カマグラ50mgはグリーンの錠剤です。ひし形で1箱1シートに4錠はいっています。50mg及び100mgがあります。カマグラ50mg、カマグラ100mgは、1錠(粒)に有効成分シルデナフィルがそれぞれ50mg100mg含まれています。カマグラの種類は、ゼリー状のカマグラオーラルゼリー、舐めるタイプのカマグラPOLO(ストロベリー、パイナップル味)があります。
 
保管の仕方
 
室温遮光保存で問題ありません。日本薬局方では、常温15~25度となっていて、室温は1~30度になります。そのため、特に冷蔵保存したりすることはありません。遮光(光を遮ること)は必要だと思いますので、直射日光などが当たる場所には置かないでください。
 
 
副作用の詳細
 
心血管
勃起持続症
目に対する影響
聴力損失
低血圧症をα阻害薬と高血圧治療薬を同時投薬する時
リトナビルの有害反応
その他のPDE5抑制剤または他の勃起障害療法との組合せ
呼吸への影響
 
最も多く見受けられる副作用は、頭痛、のぼせ、消化不良、視野異常、鼻づまり、背中の痛み、筋肉痛、吐き気、めまい、焦燥感などでした。
 
 

臨床試験に基づく情報

 
臨床試験は様々な状況下にて行われているので、薬剤との因果関係は明らかではありませんが、下記のような副作用が見られることがあります。
 
身体全体:
顔浮腫、感光性反応、ショック、無力症、痛み、寒け、偶発的な転倒、腹痛、アレルギー反応、胸の痛み、怪我
 
心血管系:
狭心症、AVブロック、片頭痛、失神、心搏急速、動悸、低血圧、体位性低血圧、心筋虚血、脳血栓、心停止、心臓麻痺、異常な心電図、心筋症
 
消化器系:
嘔吐、舌炎、大腸炎、嚥下障害、胃炎、胃腸炎、食道炎、口内炎、乾いた口、異常な肝機能テスト、直腸出血、歯肉炎
 
血管リンパ節:
貧血と白血球減少症
 
メタボリックシンドローム:
渇き、浮腫、痛風、不安定な糖尿病、高血糖、周辺浮腫、高尿酸血症、低血糖反応、高ナトリウム血症
 
筋骨格系:
関節炎、関節症、筋肉痛、腱断裂、腱滑膜炎、骨苦痛、筋無力症、関節滑膜炎
 
神経系:
運動失調、緊張亢進、神経痛、神経障害、知覚異常、震動、めまい、不況、不眠症、眠気、異常な夢、反射減少、感覚減退
 
呼吸系:
喘息、呼吸困難、喉頭炎、咽頭炎、副鼻腔炎、気管支炎、痰の増加、頻繁な咳
 
皮膚系:
蕁麻疹、単純疱疹、かゆみ、発汗、皮膚潰瘍、接触皮膚炎、剥脱性皮膚炎
 
感覚機能:
聴力の減少及び失聴、瞳孔散大、結膜炎、羞明、耳鳴り、目の痛み、耳の痛み、目の出血、白内障、ドライアイ
 
泌尿生殖器系:
膀胱炎、夜尿症、頻尿、胸拡大、尿失禁、異常な射精、生殖器浮腫、無オルガスム症
 
*副作用に関しての試験データ
頭痛、のぼせが上位になっています。
 
シルデナフィルで治療している患者の2%及び一定用量の偽薬使用時に良く見られる副作用の研究結果

市販後の自発情報

 
心原性突然死、心筋梗塞、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作と高血圧などの重篤な心血管系障害の有害事象(因果関係不明のものも含む)が本剤投与後に発現しています。すべてではありませんが、これらの多くが心血管系のリスクファクターをすでに有している患者であったようです。
 

薬物相互作用の詳細

 
硝酸塩:
有機硝酸塩または有機亜硝酸塩のような一酸化窒素との併用は禁忌です。
一酸化窒素/cGMP経路に対する周知の影響と同じく、硝酸塩の低血圧への影響が強化することが示されました。
 
α阻害薬:
アルファ遮断薬を共同投与するときは、注意してください。
アルファ遮断薬で併用されるとき、患者はカマグラ服用を始める前にアルファ遮断薬治療で安定している状態なのを確認して下さい。カマグラは最小量での服用から開始してください。
 
アムロジピン:
カマグラ100mgとアムロジピン5mgまたは10mgを併用した場合、仰臥位(仰向き寝)と立った状態で血圧低下がみられました。併用者には、目まいや立ち眩みといった副作用のリスクが高まることを伝える必要があります。
 
リトナビルとその他CYP3A4阻害薬:
リトナビルとの併用によってCYP3A4が阻害されシルデナフィルの代謝を大幅に遅らせます。そのため、血漿中濃度が増加し効果が強すぎる、すなわち副作用発現のリスクも高くなります。注意してください。
 
エリスロマイシン:
上記の薬物などと同様、エリスロマイシンとの併用は、CYP3A4が阻害されると考えられます。結果、血漿中濃度が高くなり、副作用の発現リスクも高くなります。
 
アルコール:
基本的にはアルコール飲料とカマグラなどを一緒に服用しても大きな問題はありません。ただし、適量としてください。大量の飲酒は脳からの神経伝達が妨げられ、勃起や射精自体ができなくなる可能性があります。また低血圧の方がアルコールとカマグラを併用した場合は、両方の血管拡張作用で血圧が低下することがあります。倒れたりすると危険ですので、過度、大量の飲酒は厳禁です。
 

注意喚起と予防措置

 
心血管系:
カマグラなどED治療薬自体が心臓に悪いということはありません。ただED治療薬を服用することで、テンションが上がってしまうと興奮状態になり、心臓に負担をかけるということになります。
 
しかしながら、狭心症の方は、まず性行為自体が可能であるかどうかを確認してください。性行為は適度な運動と同様に心拍数や上がります。そのため、心臓に負担がかかる行為自体が可能かどうかを、主治医と相談することが必要です。
 
狭心症以外では、心筋梗塞や虚血性心疾患など心血管系治療を受けている方は、必ず主治医の許可を得てから行為自体及び服用を決めてください。
 
服用される場合も、下記2点を注意しましょう。
硝酸剤の処方を受けていないか(受けている方はカマグラを服用しないでください)
万が一の場合に処置がスムーズに行くように、パートナーにカマグラの服用を伝えておく
 
十分な対策をしてください。
 
勃起持続:
カマグラ服用後、勃起状態が4時間以上継続する場合には、すぐに医療的処置をするようにしてください。
 
カマグラを服用すると、常に勃起状態が継続すると考えられています。しかし、それは正しい知識ではありません。正常な性的興奮または刺激を受けた場合に、正常な勃起状態を促すのがED治療薬としてのカマグラです。それでも、上記のように継続する場も、報告されています。使用前に対処方法なども考えてください。
 
目への影響:
ED治療薬服用の副作用として、目の充血や白内障、視力障害などが報告されています。突然の視野狭窄や視野喪失が起きた場合、特にNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)の方は、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。
NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)は、高血圧、糖尿病、高脂血病などから生じる動脈硬化を原因とする血流障害が病因と言われていますが、これはED(勃起障害)と一致する原因とも言われています。
 
聴覚失聴(聴覚障害):
カマグラなどED治療薬との直接的関連ははっきりとしていませんが、いわゆるPDE5阻害薬を服用した副作用として聴覚障害が起こる場合があります。耳鳴りやめまいを伴う聴覚障害であったり、突然の失聴も考えられます。服用後に聴覚障害があった場合には、服用を中止して医者に相談してください。
 
 

α阻害薬と高血圧治療薬を併用する低血圧症

 
α阻害薬:
PDE5阻害薬をα阻害薬と併用される場合の注意喚起です。
PDE5阻害薬とはカマグラ、αアドレナリン遮断薬など血管拡張薬を含むもので、血圧の低下が起こります。これらの併用により、急激な血圧低下が考えられますので、気を付けましょう。
 
以下、考慮が必要です。
 
●α阻害薬のみの治療で血流力学の不安定性のある患者。
PDE5阻害薬を伴う症候性低血圧のリスクが増加します。α阻害薬治療期間中、安定している患者はPDE5阻害薬を開始できます。
 
●PDE5阻害薬とα阻害薬併用の安全性は、血管内容量の減少やその他の高血圧治療薬により影響があるかもしれません。
 
高血圧治療薬:
カマグラは全体的に血管拡張性特性があり、降圧剤を服用されている方は低血圧になる可能性があります。



 

リトナビルとの併用による有害反応

 
プロテアーゼ阻害薬、リトナビルとの併用は、有効成分シルデナフィルの血清中濃度を大幅に上昇させます。これは、効果が出過ぎるということであり、想定外の副作用発現のリスクが高いため、非常に危険とかんがえられています。
 

PDE5阻害薬またはその他のED治療薬との併用

 
カマグラとその他シルデナフィルを含むED治療薬、レバチオなどとの併用に際しての安全性と有効性は、まだ研究されていませんが、低血圧を引き起こす可能性も考えられますので、同種類の薬とは言え、多種併用はあまりお勧めしません。
 

呼吸への影響

 
カマグラを服用している方へ呼吸への影響に関する自販後調査です。カマグラの呼吸への影響は今のところ、確立されてはいません。カマグラ単独またはアスピリンとの併用に於いても呼吸には影響がありませんでした。が、ヒト血小板による試験管内の研究では、シルデナフィルがナトリウム・ニトロプルシドの凝集効果を強化することを示しています。
補足ですが、ヘパリンとカマグラの併用では、麻酔をかけたウサギで呼吸回数の不可的効果がありました。人間ではまだ確立されていません。
カマグラの安全性は、出血性障害患者と潰瘍化患者ではわかっていません。
 
 

性行為感染症に関して患者へのカウンセリング

 
カマグラは性行為感染症を防ぐ効果はありません。
カウンセリングでは、性行為時にHIVなどの感染症を防ぐための対策を必ずするように喚起しています。
 
 

その他カウンセリング情報

 
内科医はカウンセリング時に、上記に述べたような様々な情報、副作用、薬物相互作用、禁忌、予防策などに関して、カマグラを服用したい方、されている方に対して詳細かつ丁寧なカウンセリングをします。また、それが義務でもあります。
カマグラなどED治療薬などに疑問や心配ごとがある方は、信頼のおける医師へのカウンセリングなどをお勧めします。
 
女性または妊娠中の使用
 
カマグラは、基本的に女性用ではありません。
有効成分であるシルデナフィルは妊娠中の女性にあまりよくないとされています。
 
 
有効成分シルデナフィルの発がん性及び突然変異誘発性
 
試験管内実験などの結果、発がん性及び突然変異誘発性はないとされています。
 
 
過剰投与及び禁忌
 
過剰投与:
カマグラ(有効成分シルデナフィル)の過剰投与は危険ですので、やめましょう。
たくさん服用しても効果が増すわけではありません。反対に血圧の急激な低下など、副作用まで強くでてしまう可能性もあります。絶対にやめましょう。
 
禁忌:
硝酸塩との併用は、上記でもお話していますが禁忌です。併用しないでください。
カマグラ、レバチオなど(有効成分シルデナフィルを含むもの)に対して過敏性反応(アレルギー)などがある方も併用は禁忌です。のぼせや蕁麻疹などが出る場合もあります。
 


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