正しいコンドームの着け方、避妊の仕方
▶意外と難しい正しいコンドームの装着方法
コンドームの
避妊率は86%~97%と言われ感想しては信じられないのではないでしょうか。コンドームは極薄ではあるが物理的に精液が漏れ出す事はないと信じられないかもしれません。
これは正しくコンドームを扱え、装着が出来ていれば問題はないはずですが意外と物理的に脆かったり穴が開いてしまったりする事もあるようです。
コンドームを開封する時や、装着する時にゴムを損傷させてしまうなどでゴムが破れ避妊に失敗する事などがあるようです。
コンドームに裏表がある事を知っていれば間違う事は少ないでしょうが潤滑油が塗られている方が裏に着用して、行為の最中にゴムが滑って透けてしまうの事も少なくないようです。
避妊を失敗した場合は「アフターピル」がありますが、アフターピルは緊急避妊薬として臨床試験を経た長い実績もある安全お薬ではありますが、お体に少なからず負担がありますので多用は控えたいものです。
ですが、妊娠してしまう事で「望まない出産」や「中絶手術」などは女性の体や経済的な負担が大きいので、しっかりと避妊をしたいですね。
避妊薬を使用される口コミなど、使用感などを見聞きしても、基本的には使用は問題はありませんが、1年の内に何度も緊急避妊薬を利用するならば低用量ピルの方が体には優しいようです。
▶コンドームの正しい装着方法
コンドーム初心者の人は少なくとも一人で2,3回練習をしてみてください。大事な時に焦って失敗するリスクが回避できます。![]() |
中身を
コンドームを取り出す時に「裂いた部分」でゴムを傷をつけないように袋は裂き切って捨ててください。 *裏表の確認を間違えると行為の最中に抜けてしまう事もあります。 |
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「精液だめ」をねじって空気が入らないように押さえます。 |
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爪を立てずに「スルスル」とコンドームを根元まで下ろしていきます。 *爪でゴムを気づけてしまう事がある。 |
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この時、ペニスの根元で皮が余ります。皮がダブついた状態になりますが、 |
コンドームの裏表を逆に装着してしまいますと(潤滑液が付いている方を男性側で装着する)と、行為の最中にコンドームが脱げてしまう危険性があります。
コンドームの外側はよく滑りますので、万が一でも裏表を間違えると行為の最中にゴムが取れてしまう危険性があります。
▶コンドームを外すタイミングは
コンドームは射精後に直ぐに引き抜いてコンドームを外します。引き抜かずそのままにしておくと、膣内で男性器が小さくなり精液が入ったコンドームを女性内に残して抜けてしまう事もあります。
コンドーム初心者の方は根元の方までシッカリとゴムを止めてなかったりする事でも同様なリスクがあります。
このドームの避妊率が86%~といわれるのは、こういった取り扱いが要因ともいわれています。コンドームを着用しな、または途中で取れてしまうセックスは避妊だけの問題でなく性病などのリスクも同時に高まる事もご理解ください。
▶コンドームが破れた!避妊失敗時の対処方法
コンドームの避妊率の意外な低さは、やはり素材が薄いゴムという所でしょうね。「コンドームが破れた」「外れてしまった」などだけでなく冗談のような話でも穴が開いていたなどは、
ホテルなどの備え付けゴムなどでは、前の客がイタズラで穴をあけていくなどもあるようです。あと、ドンキなどでの安売りゴムは品質に問題があったりも考えられます。
どんな形でも数ミリ以下の薄ゴムが何らかの事故により膣内に精子が入り込んでしまえば、慌てて膣内洗浄を行っても避妊は難しいでしょう。
このような場合はアフターピルでの緊急避妊が必要になります。妊娠検査薬で妊娠の要否が確認できる時点では人口的な中絶などの手術が必要になります。中絶手術は女性に様々な負担がありますので、出来る限り事前に対応をしたいものです。
アフターピルならば「72時間~120時間」以内ならば、かなり高い確率で避妊を成功させます。
この72時間~120時間といのは、現在、主に使用されている「アフターピル」は2種類あります。
違いとしては左側の「エラ(ella)」の方が性交渉からの避妊率が高いのですが、少し値段が高めになっています。
もし、24時間以内で服用できるのであれば、どれちらも避妊率は殆ど変わりません。
アイピル(i-pill) |
エラ(ella) |
緊急避妊ピル(アフターピル)は婦人科などでも必ず取り扱いが有る訳でもなく服用が遅くなればなるほど、避妊率が低下するため予め準備しておくことをお勧めします。
保険適用外なので婦人科での処方箋ですと2~3万円程度の出費の覚悟は必要です。
また、留意しておきたい事は、緊急避妊薬は性病には効果はありません。
▶コンドーム避妊でも妊娠リスクが増大する8つの要因
そもそも、コンドームを使用しない人たちは別にして、確実にコンドームを装着しているのに妊娠してしまったというのは、基本的には以下のような原因となるでしょう。
考えられるのを列挙してみました。
1.コンドームを財布に入れて持ち歩いている
男性ならば経験があるでしょうが、いつでも大丈夫なように財布の中にコンドームを入れてませんか。
これは、コンドームがカードや小銭に圧迫されて傷つく原因となってしまいます。伸縮率は高く頑丈には作られていますが外部からの力には弱い場合があるので、コンドームを持ち歩く場合は、直射日光を避けつつゴムが劣化したり破れたりしないように出来るだけ保護して持ち歩きましょう。
車のダッシュボードなども高温になるので危険です。もちろん「コンドームを財布に入れるとお金が貯まる」というのは迷信です。
2.コンドームを化粧ポーチに入れて持ち歩いている
意外と女性側でコンドームを準備している場合もあるようですが、自分の身を守るため、イザという時のために準備をしておいても、化粧ポーチなどに雑に収納していると避妊の失敗の原因となります。
ゴムはフィルム包装されているので基本は問題はありませんが、化粧品の脂分や意外と鋭利なヘアピンや小物からの摩擦や刺激によりコンドームを傷つけてしまう場合もあります。
3.コンドームのサイズで見栄を張る
コンドーム選びは必ずLサイズを購入というのは危険です。実はSサイズなの見栄を張ってLLサイズを購入するなどは行為のサイズにゴムが抜けてしまって、気づかずに膣内で射精という事も考えられます。逆にわざわざ小さいのを購入する事はないでしょうがサイズが異なるためにゴムが破損という事も考えられますね。また、メーカーや海外製とでもサイズが異なるようです。
4.AV的な装着方法(口でつけてもらう)
プロの女優さんなどですとコンドームの着用を口だけで行ったりも出来るようです。
ですが、素人が遊びにやるには少々危険があるようです。歯でゴムに傷がついたり、装着の向きの問題などもあり、行為の最中にゴムが破れたりする可能性もあります。とにかくコンドームの装着は慎重にが基本でしょう。
5.爪が伸びている
爪の長い女性にコンドームの着用をイメージされるかもしれませんが、実は爪の手入れが適当な男性自身の爪の方がリスクがあるようです。
ゴムの装着時に爪が長かったり、荒れていたりして、ひっかけて破いてしまうリスクが高まるようです。
それだけでなく、前戯中も相手の肌や性器を傷つけやすくなってしまいます。セックス前は、男女ともに忘れず爪を切るようにしましょう。
6.ラブホのコンドームで悪戯したことないですか?
ラブホテルなどに行くとコンドームが準備されていますが、これは未使用の場合は、そのままという事もあります。
コンドームによっては使用期限などが刻印されてないのもあります。(箱にだけ刻印されているタイプ)
ホテル側でも管理をされているとは思いますが、意識の低い従業員の可能性もあるので、コンドームは自分で購入したものを使用するようにしましょう。
7.表裏を確認せずに使う
意外と知らない人が多いかもしれません。コンドームには裏表があります。潤滑液をついている方を内にしてしまうと、行為の最中にゴムが抜けてしまう可能性がありますね。裏表の間違いに途中で気づいて付け直す時も「我慢汁(精液)」が付いてしまった状態で再装着で受精という事も可能性はゼロではありません。
8.精液だまりの空気を出さないで使う
コンドームの先端には精液だまりという部分があり、ここにに空気が溜まっています。この部分の空気をしっかりと抜いてから装着しないと、性行為中にコンドームが破れてしまう破裂する可能性があります。つけ方を間違えてしまったら、そのコンドームは破棄して新しいものを使用するようにしましょう。
▶女性主導による避妊方法
ある意識調査では男性は3割強の人は「ゴムを絶対に着ける」との調査がありました。つまり、逆に言うと6割強の人が着けない着けたくないという事でしょう。
女性の合意?があれば半数以上の人がコンドームを着けない妊娠の可能性が高い性行為をしている事になります。
*参照:オカモトゴムの調査
ですが、その一時の油断が人生を左右する事もあります。想像力があれば 妊娠した場合の身体への負担、経済的出費などが分かるはずです。
特に女性は一番の被害者になりかねません。
ですので、女性の方は男性主導の避妊だけでなく 女性の主導での避妊も検討をしてみてください。
つまり、 コンドーム単体より避妊率が高いのです。
これにコンドームの利用が出来れば避妊として完璧ではないでしょうか。
参考資料:
・経口避妊薬-wikipedia